wakisaka lab@Shizuoka Institute of Science and Technology

静岡理工科大学 建築学科 脇坂圭一研究室

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20191111新聞ゼミ

 


首里城出火原因電気系統が濃厚~正殿内の配線複数のショート痕~」(監物速冬,中日新聞,20191107)

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【概要】

首里城が計7棟が焼失した原因は電気系統によるものだと言われている。
出火の一時間半前まで「組踊」の会場設営が行われていたという。火元とみられる正殿の北東部分からは、ショート痕のようなものが見つかっており、沖縄県警は実況見分を続け、関連を調べている。
原因の究明だけではなく、再建に向けた動きが加速していて、玉城デニー知事は2022年までに再建計画を策定する考え。ふるさと納税仲介サイトへの寄付は3億7000万円を超えた。

【レビュー】

防犯センサーが反応したという報道はなくあくまで電気系統の整備を怠ったことによるものだと言われているが、分電盤の内部が燃えただけでここまでの火災になるかどうかという議論もあるようだ。しかし首里城の材質などは燃えやすいものになっているためここまでの火災になっても不思議ではないのかもしれない。焼失した7棟の建物面積は計4836平方メートルで首里城の建物焼失の被害額は約73億円にまで登っているようです。少しの整備でこれが防げたということが何よりも残念です。

 

「大嘗宮ほぼ完成~3殿に県産スギなど使用~」(山内柊哉,中日新聞,20191109)

【写真】

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【概要】

天皇陛下大嘗祭のための大嘗宮がほぼ完成した。約 40 棟の建物で構成され、延べ床面積は 2600 ㎡である。主祭場などの三殿は長野県産カラマツ、静岡県産スギ、北海道産ヤチダモが使用されており、全体の木造使用量は 550 ㎥である。
造営は社寺建築に定評のある清水建設が 3 か月という短期間でし、一般競争入札で9憶 5700万円と予定価格の六割で落札した。

【レビュー】 
 大嘗祭とはとても伝統的であり、使われる建物に静岡県産のスギが使用されていることは静岡県民として誇らしい。一般競争入札の予定価格の 6 割で落札されたが、このコストをそこまでどのようにさげたのか詳しく知りたい。

 

「設計ミス堤損壊の恐れ~検査院指摘台風19号前に再整備~」(監物速冬,毎日新聞,20191108)

【写真】 

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【概要】

アメーラを栽培する「富士小山次世代施設園芸推進コンソーシアム」は洪水時崩壊する恐れがあると疑われた。
県の方針と異なる設計をしていて、国の補助金の一部2213万円を不当な支出と認定した。この事業には2億6644万円もの費用がかかっている。
雨水を溜める調整池3900立方メートルと副調整池1800立方メートルを整備したが水を放流する整備をつけ忘れていた。
アメーラトマトの年間生産量は約245トン売り上げは約3億1000万円。

【レビュー】

東海大震災や台風など洪水の危険性が多い、静岡県にとって標高が高い位置にある小山町などは避難地区になる可能性が非常に高い。
もしその避難所がこのような整備不良で悲惨な状況になってしまったらと考えるとゾッとする。国から補助金をもらってやっている事業だから見落としなどもってのほか、自己負担で再整備したからと補助金の返還義務はないと訴えているようだが、国の方針に逆らう形になったことに反省し、返還義務を負った方が良いと僕は思う。

 

白川郷で火災小屋が燃える~合掌造り被害なし~」(千葉大騎,中日新聞,20191105)

【写真】 

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【概要】

11/04(月)岐阜県白川村萩町の白川郷で駐車場の小屋2棟が全焼した。通報後2時間で鎮火。世界文化遺産に登録されている合掌造りの集落には被害なし。火の粉による延焼を防ぐため集落にある放水銃59基を稼働し住民らがかやぶき屋根に放水した。

【レビュー】

白川郷には行った事はないが合掌造りまで燃えなくて本当に良かったと思った。今回の火事や先日の首里城の家事は配電設備の問題で出火したのではないかと言われている。配電設備が原因だとした場合の対策方法としては、メンテナンス等ともう少しこまめに行う、メインの建物と配電設備等の出火の原因となる可能性のあるものを燃え移らない場所に配置するなどがあげられると考えた。空気の乾燥するこれからの季節、様々な火災の対策をして建物を守る工夫が大切ではないかと考えた。

 

「公開オフィス刷新~リコージャパン浜松事業所~」(中村有里,静岡新聞,20191109)

【写真】 (各自)

【概要】(各自)

【レビュー】(各自)

 

オカムラ、ラボ空間提案~オフィスノウハウ生かす~」(小林航洋,日刊工業新聞,20191031)

【写真】 

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【概要】

オカムラが大学や企業向けのラボシステム「PISTE(ピスト)」を開発した。

【レビュー】

SNS社会が発展している中で「PISTEを使ってこんな間取りにしてみた。」というのを発信してアイディアの情報共有ができたりもするので、今後どういう形で発展していくのかが楽しみです。

 

「東伊豆のホテル再生~今月中旬開業アイフル子会社取得~」(野末大輔,静岡新聞,20191003)

【写真】

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【概要】

1936 年に経営破綻したホテル海浜館を、消費者金融大手アイフル子会社で事業再生を手掛 けるアストライパートナーズがホテル海浜館を取得した。ホテル東伊豆の片瀬温泉にあり、 全室 21 室。12 室をベッドルームに改装し、ファミリールームやエステルームを新設した。 運営は、京都市内で展開している「kyoto きよみず」が担う。

【レビュー】

アストライパートナーズは 2019 8月に、⻑野県で同様にホテルを取得している。総工費 は1億円で、運営は kyoto きよみずが担う。kyoto きよみずの代表取締が、稼働率12 年で 55%程度にまで引き上げたいと話している。稼働率を考えて設計や運営をすることで、建物のポテンシャルや商業効果も期待されるのだろうと思う。これから設計をする際は稼働率を考えてやるべきだろう。