wakisaka lab@Shizuoka Institute of Science and Technology

静岡理工科大学 建築学科 脇坂圭一研究室

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10/18 3年シラスゼミ/M1修論ゼミ

 

 

10/18 3年シラスゼミ/M1修論ゼミ

 

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 前半は3年生を中心にシラスゼミを行いました。「シラス」とは、ゲンロンが製作運営している放送プラットフォームです。その中の「建築系勝手メディア(https://shirasu.io/c/kenchiku)」で12月に放映される「静岡の建築」に向けて、東海道太平洋ベルト、気候、etc、、、静岡に関する要素から特徴のある建築を探しています。そして本日のゼミでは宿場町、御用邸、有名建築家の建物などなどの案を各自が持ってきましたが、トークの軸が定まらず苦戦していました。話し合いの結果、下の画像のような図にまとまり、各建築の背景より東海道東名高速道路、新幹線などの交通的な共通点より「東海道」を軸とすることで今回のゼミはまとまりました。とりあえず今後の方針としては、今回のゼミで挙がった建築事例を一旦パワーポイントでまとめ、改めて議論をすることになりました。

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 後半はM1の千葉先輩の修士論文の進捗報告を行いました。現在、千葉先輩は「小規模多機能型居宅介護施設における訪問介護型と施設介護型の利用状況から在宅利用の実態に関する研究」を行っています。今回のゼミでは人や家具の配置がプロットされた平面図の追加や、スタッフ・利用者に向けた施設に関してのアンケート情報の追加が行われ、各介護施設の様子がより分かりやすくなっていました。
 論文がゼミの度に改善されたり情報が追加されたりする様子を3年生の段階で見学できることは、自身の今後のレポートや卒業論文の書き方の参考にできるので良い経験だと思っています。

 

(執筆者:木下)

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2021.10.11(月) マネジメントゼミ

こんにちは。今日は第二回マネジメントゼミを行いました。

今回は冊子の内容についての検討、章立て等の形式についての検討を行いました。

 

最初は内容についてですが、

CSA不動産が企画・運営を行っている静岡市中心街の空きビルをリノベーションして宿泊施設とした「ビル泊」と、港町の特色を生かした「用宗」のリノベーションのそれぞれの内容を取り込んでいきます。そこにはCSAさんについての概要や周辺環境についても取り入れていこうと思います。

 

次に形式に検討しました。

方法としてまず、文章としての文字数をカウントしてページ割りをなんとなく決めます。その後紙媒体として印刷し、どの部分に写真を埋め込むかチェックをつけていきながら写真の選別を行っていく形です。

写真にはその時にCSA不動産の方が語ってくれた様子を写真に入れると良さそうです。

 

章立てに関して今回は特に話題が持ち上がりました。

特に、ビル泊や用宗を通した日本色についてなど多くの要素がある中で、全体の構成としてどう持っていくかが議論となり、ビル泊や用宗の紹介が中心だとパンフレットのようになってしまいそうという意見やブックの軸をどこに置くかなど多くの意見が飛び交いました。

結論として「リノベーションの可能性」を最後に語るような形でリノベーションを軸としたブックがよさそうだという結論にいたりました。

その中では今回の視察の内容だけでなくもっと違った事例を紹介して分析することや、客層や単価などマネジメント的な分析、さらに建物が出来た後の運営についてなど多くの分析を取り込んで展開していくといった形となると良いかなと思います。

 

今後の展開としては各章立てした内容について精査して、他事例やそれとの比較等のコンテンツを作成していく。またそれに対する日程等の予定や担当を決めていくかたちとなります。良いものが出来るように頑張ります。

 

 

後半はM1千葉先輩の論文ゼミがありました。

 

タイトルは「小規規模多機能型居宅介護施設の在宅支援型と施設支援型に関する研究-静岡県浜松市を対象」というものです。小規模多機能が在宅瀬克の基盤となりえるかを明らかににする、そのうえで小規模多機能の平面計画をする際の留意点を把握することを目的とした研究です。

 

今世の中でも焦点が当たりつつある福祉施設の課題について向き合った研究で、小規模多機能というものに対して結論として出すまでのアプローチが非常に難しそうだと感じました。千葉先輩も平面分析やリサーチからうまく読み解いていくのに苦戦している様子でした。11月の支部検に向けて引き続き頑張ってください。

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担当 (3年 築地颯)

第62回全国大学・高専卒業設計展示会 開催のお知らせ

こんにちは。

4年 山本弓貴です。

 

今日は、全国各地で行われている「第62回全国大学・高専卒業設計展示会」の会場準備を行いました。

これは、全国の大学生・高専生の卒業設計作品176点の展示会です。

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準備風景

 

展示会の詳細は下記の通りです。

 

2021年度支部共通事業

第62回全国大学・高専卒業設計展

 

期日:10月21日(木)~10月23日(土)

 

時間:10:00~17:00(最終日は16:30まで)

 

場所:静岡理工科大学理工学部建築学科棟1階デザインスタジオ1

  (静岡県袋井市豊沢2200-2)

 

 

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静岡理工科大学 デザインスタジオ1

出展作品一覧は日本建築学会ホームページをご覧ください。

 

日本建築学会ホームページ

www.aij.or.jp

 

2021.10.01 読書ゼミ


こんにちは。脇坂研3年の武井和也です。

2021.10.01は「読書ゼミ」を行いました。

 

今後、3年生、4年生から各1人ずつ一冊の本を選び、その内容について討論していくことになります。

初回担当の3年生、木下翼君がレジュメを作成、発表をして、研究室のみんなで討論していきました。

選ばれた本は、内藤廣「環境デザイン講義」で、あらかじめ全員が読んできて、今日の読書ゼミに臨むことになります。

 

今回の討議では、本で章立てされた光、熱、水、風、音の5つの要素から発展していきました。木下さん自身の考察が建築の形態の話でまとめられていたので、「それはどう考えて考察したのか」という質問が初めに掛けられ、そこから材料、デザイン、都市の話へ広がっていきました。

中でも、水の議論は幅広くつながりました。人間は視覚、聴覚、触覚など多くの感覚で水を認識している。五感を頼りに生活する人間において、水はヒトの心理に近づく性質を持つのかもしれないという結論になりました。

 

「環境デザイン講義」は、内藤廣さんの実際の講義内容を文字起こしした本で、まだあまり建築に関する本を本でいなかった僕でも読みやすかったです。本の中に話がそれていく時があるのが、実際に講義を受けているように感じて面白かったです。

 

ちなみに、今回の議論をまとめていくにあたって、ホワイトボードに書き出していく作業をレジュメ担当者が任されたが、4年生の鈴木葉大さんが途中から代わりに書いて下さいました。議論が視覚化されたことで、議論の反復ができるようになりました。また、キーワードを抽出することで、議論の内容がまとめやすくなりました。

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ボードに議論をまとめる様子

[ブログ筆者 3年 武井和也]

 

2021.10.01(金) 卒論ゼミ

こんにちは。2021.10.01は「卒論ゼミ」を行いました。

 

それぞれの論文の進捗状況を共有し、明日に迫った卒業論文最終発表会の発表練習を行いました。研究の目的から調査、分析を行い分析結果から考察し、結論を導き出す一連の流れを発表時間の5分の中に納めなくてはいけません。脇坂先生に加え、私たち3年生も質疑を行い、説明文や図版の最終確認をしました。建築学科の中でも脇坂研究室は表層のデザインから建築を捉えるのではなく、分析やリサーチから空間をデザインすることを主体としています。そのため分析結果のグラフや図版の量が多く、それをどのように説明したら分かりやすいかを4年生の先輩方も必死になって考えていました。

 

それぞれの研究テーマです。

 

鈴木結梨さん

「イノベーティブ志向のラボ・執務空間における空間構成と昼光利用についての研究」

 

木葉太さん

「地域コミュニティ・ハブがエリア活性化に及ぼす役割と効果に関する研究」

 

山本弓貴さん

「日本における防災建築街区の更新に向けた台湾・老街における亭仔脚の空間構成に関する研究」

 

廣岡歩さん

「郊外型大学キャンパスのコモンスペースにおける同心円状配置の建築的要素と行動の関係」

 

明日の卒業論文最終発表会では他の研究室の先輩方の発表も聞くことができるので、研究の手法や社会的課題を学び、半年後に控えた卒業論文のヒントにしていきたいです。4年生の先輩方はこの研究結果をもとに卒業設計に向けて頑張ってください。

 

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3年 塩澤侑杜