wakisaka lab@Shizuoka Institute of Science and Technology

静岡理工科大学 建築学科 脇坂圭一研究室

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2021.10.01 読書ゼミ


こんにちは。脇坂研3年の武井和也です。

2021.10.01は「読書ゼミ」を行いました。

 

今後、3年生、4年生から各1人ずつ一冊の本を選び、その内容について討論していくことになります。

初回担当の3年生、木下翼君がレジュメを作成、発表をして、研究室のみんなで討論していきました。

選ばれた本は、内藤廣「環境デザイン講義」で、あらかじめ全員が読んできて、今日の読書ゼミに臨むことになります。

 

今回の討議では、本で章立てされた光、熱、水、風、音の5つの要素から発展していきました。木下さん自身の考察が建築の形態の話でまとめられていたので、「それはどう考えて考察したのか」という質問が初めに掛けられ、そこから材料、デザイン、都市の話へ広がっていきました。

中でも、水の議論は幅広くつながりました。人間は視覚、聴覚、触覚など多くの感覚で水を認識している。五感を頼りに生活する人間において、水はヒトの心理に近づく性質を持つのかもしれないという結論になりました。

 

「環境デザイン講義」は、内藤廣さんの実際の講義内容を文字起こしした本で、まだあまり建築に関する本を本でいなかった僕でも読みやすかったです。本の中に話がそれていく時があるのが、実際に講義を受けているように感じて面白かったです。

 

ちなみに、今回の議論をまとめていくにあたって、ホワイトボードに書き出していく作業をレジュメ担当者が任されたが、4年生の鈴木葉大さんが途中から代わりに書いて下さいました。議論が視覚化されたことで、議論の反復ができるようになりました。また、キーワードを抽出することで、議論の内容がまとめやすくなりました。

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ボードに議論をまとめる様子

[ブログ筆者 3年 武井和也]