wakisaka lab@Shizuoka Institute of Science and Technology

静岡理工科大学 建築学科 脇坂圭一研究室

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2022.10.28 読書ゼミ

こんにちは。

脇坂研3年の戸塚俊汰です。

 

10月28日のゼミは3年生にとっては初めての読書ゼミが行われました。

今回取り上げる本は、ル・コルビュジエの「建築をめざして」で、本の選定者である渥美君が司会を務めました。

研究室のメンバーは事前に「建築をめざして」を読み、レビューとして本の内容をレジュメにまとめたものを持ち寄り、会がスタートしました。

 

まず司会である渥美君が、本の章構成と各章に書かれている概略について紹介しました。

 

その後は、本の内容についての議論に移りました。

特に盛り上がったのは、2章の「建築家各位への覚書」のうち、立体、面、平面についてル・コルビュジエは何を重要視していたのか、どういう順序で建築を考えていったのかを議論した場面です。

本に出てくるキーワードや作品をもとに、ル・コルビュジエの考えを考察したり、脇坂研のメンバーは設計の課題でどういう順序で建築をつくっていくのかを話し合ったりしました。人によって建築のつくり方や考え方に違いがみられ、とても興味深い議論でした。

 

他にも、キーワードとして出てくる「比例」とは何か、建築と建設の違いについて、ル・コルビュジエの建築における材料選定など多様な議論が行われました。

 

最後には渥美君が、本日の議論内容を振り返り、会が終了しました。

 

本日の読書ゼミを通して、本に対する読み込みや、この本だけでなく派生した知識を基にした建設的な議論など、先輩方のすごさを目の当たりにしました。自分たち3年生も、普段から本などの情報に積極的に触れ、知識を増やしていくとともに、自らの考え、主張を持てるように努力していきたいと思いました。