wakisaka lab@Shizuoka Institute of Science and Technology

静岡理工科大学 建築学科 脇坂圭一研究室

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2023.5.12 卒論テーマ発表会

こんにちは。

 

脇坂研究室3年の加藤竜舞です。

2023.5.12(金)私たち4年生の卒論テーマ発表会がありました。

 

 

1.戸塚

テーマ:「オフグリッド住宅をはじめとした環境配慮型住宅における設備仕様と生活満足度(心理的視点)に関する研究」

田井先生からは、オフグリッド住宅と環境配慮型住宅の定義の見直し、また意匠と生活満足度の調査はつながらないという指摘を受けていました。長尾先生からは、地域ごとに環境の指標は違うため、全事例より一般解を作成するのは難しいとの指摘を受けていました。変更点としては、田井先生の指摘にあるとおり、意匠と満足度はつながりにくいため、質的評価よりも量的評価(設備や空間構成)をメインにした研究にシフトしたいと考えていると言っていました。

 

2.加藤

テーマ:「障害者の自立支援に向けた、余暇時間を過ごす場所とアクティビティスペースの提供」

指摘事項としては、対象の絞り込みをした方がいいのではないか、テーマ名の「アクティビティスペース」でよいのか、とご指摘がありました。余暇というものに目を向け、法人の方と繋がることができたことを強みだと思うので、対象はこのままで調査を続けていこうと思います。「アクティビティスペース」という名称は、授産施設の室構成を把握し、研究を進めていく中で決めていきたいと思います。

 

3.一色

テーマ:「統廃合する対象施設の利用者実態からみるコンペ方式を用いた公共施設再編の現状—西尾市生涯学習関連施設を対象として—」

テーマ発表会では、設計者選定手法と公共施設統廃合の2つを大きくテーマとしているので、わざわざ2つのテーマを同時に行わず、1つに絞ることが大事であるという指摘と、基本的に、設計者選定手法に関しての知識が少ないことを指摘されていたので、まず、設計者選定手法に関する知識をつけるべく、スタディを進めると言っていました。

 

4.寺田

テーマ:「日本におけるスタジアム及びアリーナの複合化・多目的利用に関する研究—周辺特徴を活かしたまちづくりに着目して—」

卒論テーマ発表会では事例選定方法や調査を行う際の実現性などの指摘がありました。今後は、対象事例の詳細情報や基礎項目などをしっかりとまとめつつ、もう一度整理していきたいと言っていました。

 

5.渥美

テーマ:「地方商店街の事業者意向調査及び空間構成からみた空き家対策―清水駅前銀座商店街を対象として―」

各先生方に、現状把握を早急に行う必要性、空間構成との絡め方が明確でないこと、アンケート項目がないと判断できないと、指摘事項として挙げられた。今後、静岡市の市史による図面分析を行い、アンケート調査前の事前調査を行い、研究の目的を現状把握を用いて明確にし、アンケートの内容を作成していくと話していました。

 

 

6.望月

テーマ:「公共施設再編の設計者選定競技におけるプロセスと要因について」

先生方には、既往論文の数を増やしたほうが良い、図や表を自分で腹落ちするようにする、参考文献の書き方を知る、といった指摘を受け、改善していくそうです。

 

最後の総評では、いまある社会問題に対して自分たちがどう取り組んでいけるのかを重要視するべきとお話がありました。このテーマ発表会も、自分の研究を進めている上での現状報告のつもりでない、といけないとのご指摘もありました。調査の中で、ヒアリング調査やアンケート調査を行う研究は早いうちに動き出していかないと間に合わなくなってしまうので、時間のあるうちにどんどん進めていこうと思います。