wakisaka lab@Shizuoka Institute of Science and Technology

静岡理工科大学 建築学科 脇坂圭一研究室

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2023.8.5 abanba「小高町の家」「まほろの家」ヒアリング

こんにちは。

脇坂研の戸塚です。

 

8月5日は、4年の戸塚の卒論調査で、オフグリッド住宅「小高町の家」「まほろの家」について、株式会社abanbaの番場様にオンラインでヒアリングをさせて頂きました。

 

小高町の家」は神奈川県横浜市にある住宅です。隣には母屋があり、給湯や風呂はない電気的オフグリッド住宅です。

断熱に関してはそれほどスペックにはこだわっていませんが、屋根はグラスウール300mmと厚い仕様にしています。

設備に関しては、電気系統はPVパネルによる発電で賄っていて、電圧ロスを減らすため、直流のまま使用するという工夫をしていました。熱系統に関しては、冬季はペレットストーブ1台で1,2階全体を温めていました。

 

まほろの家」は東京都町田市にある住宅です。こちらも隣に母屋があり、工務店ショールームも兼ねた実験的なオフグリッド住宅です。断熱はRC造ということもあり、ネオマフォーム外張りし、建物全体を覆うような計画でした。

設備については、太陽光ハイブリッドパネルという発電もでき、熱も生み出すことができる設備を使用していました。電気系統はそのハイブリッドパネルで発電し、賄っていました。熱系統は、夏季はハイブリッドパネルによる熱を、冬季は気候によりガス給湯に切り替えて風呂や給湯などを賄っていました。

 

ヒアリングでは、外皮や設備の選定意図、平面や断面などの計画的工夫について伺い、大変貴重なお話を聞かせて頂きました。

本日のヒアリングの内容を活かし、論文の結果整理、分析を進めていきたいと思います。